刃物の鎬から刃までの角度を大幅に変更したいとき、刃が大きく欠けたとき、などには手研ぎでは日が暮れるし疲労も溜まるし電着のダイヤも消えていきます
(その代わりに熱による焼き戻しのリスクはない)
本来なら両頭グラインダーを導入するのが普通だと思うが、
金を掛けたくない
重さがある為置き場所にも苦慮する(これが一番の問題)
使用頻度が?
騒音はいかほど?
といったこともあってベースは今ある工具で代用し横着することにするが、結局両頭グラインダーを買った方が安かったという自体にはならない程度の買い物はする
丁度良く変速ディスクグラインダーを
持っているので最低速度にすれば研ぎにも使える低速になる
騒音も最高速に比べれば全然小さい(それでもジリジリとうるさいけど)
ディスクグラインダーを安全にある程度固定出来るものとして
ディスクグラインダースタンドというものが売られている。高速切断機の代用を狙った商品だろう
今回は本来とは異なる用途として使うが今後もその本来の使われ方はしないだろう
ディスクはまず刃物用ダイヤモンドディスクで試してみた
平面度はずっと維持され続けるだろうが研磨中の騒音が酷く長時間の使用は近所迷惑になりそう
肝心の研磨力は意外とたいしたことが無かった
次にBS 刃物手入れサンダー#80というのを使ってみた
空転時と音が殆ど変わらずびっくりするぐらい騒音が少ない。しかし平面度で言えば使っているうちに偏ってくるのは明白
研磨力はなかなかのもの
どちらにも言えることは100mmディスクでは窮屈ということ
125mm以上のディスクが欲しくなるが125mm以上になると途端にレパートリーが激減するので諦めるしかない
実際のセッティング環境
BS 刃物手入れサンダー#80を使い鉋の耳落としをやったあとだがこれが簡単に削り落としてくれたのでとても快適
当然刃は水を付けてディスクに当てては、水を付けの繰り返しはしないといけない
それでも焼き戻しのリスクはあるのでお薦めはしないけどね
横の治具というか設置台は使わなくなったソーガイドFを利用しています
当初は角度調整として設置したがよく見たら45°までしか傾けられない上に、作業台としては狭い
ただし上下方向や水平方向に微調整できるので有るのと無いのとでは天と地ほど使い勝手が違う