二年近く前の
ロブテックスFK-1 ホーザンP-707 オープンバレル圧着工具の比較に進展があったので追記みたいなもんですがページを分けます (ただでさえ長いのにそのまま追記だとさらに長くなるんで)
このホーザン P-707 圧着工具だと保有しているギボシ(K.Sと刻印)では被覆部分の爪部分(バレル)の圧着が折り重なってしまうことが多々ありました
あとメスギボシだと芯線部分のバレルを圧着工具の歯(ダイス)に入れるのがきつくて、場合によってはリードペンチを使うことも結構有りました
ギボシを替えればいいという話なんですが、これがなかなか他に見当たりませんでした
しかし最近P-707と相性が良さそうなギボシを見つけましたので比較してみました
物は矢崎総業製のギボシです(入手した
購入店)
左:今まで使っていたK.Sのやつ、右:矢崎のもの
意外と違いがありますね
特に横にしたときのバレル間の形状が丁寧で広めに作られていますね
オス
上:矢崎、下:K.S
メーカーごとに違いは出ますね
左:K.S、右:矢崎
オスでもバレル間の形状が異なります
裏
矢崎のギボシだと被覆部分の爪部分(バレル)の圧着が折り重なってしまうことがないですね
あとメスをダイスに入れることも何ら不自由はありません
欠点としては矢崎のは材質が黄銅で防錆メッキなしなんですよね
K.Sのはクロメート加工されているので防錆という観点からこっちのほうが上
うーん実に惜しい
さて次に矢崎の防水スリーブと非防水スリーブの比較(入手した
購入店)
上:防水スリーブ(適用電線 0.5-0.85sq)、下:非防水スリーブ(適用電線 0.5-2.0sq)
防水スリーブのほうが一回り大きい
この非防水スリーブは防水扱いで売られてることがあり私も防水として過去に紹介しています
今回紹介した防水スリーブのほうがよりしっかり接続できますし、適用電線の範囲が狭いので防水効果はこの非防水スリーブよりは高いでしょうね。バイクだとこっちのほうが良いかと
年がら年中、水が掛かる場所でなければこの非防水スリーブでも防水効果は十分あると思います
どちらも適用電線の範囲から外れるものを使うと意味は無いですので注意(0.3sqはそのままではダメですね)
ついでにもう一個手持ちのギボシ用のスリーブを紹介
上のはフルカバータイプ(東方電材製)でオスのほうが大きく、メスのも通常サイズよりも短いんです
オーディオの変換ハーネスでよく見られるスリーブだと思います
主に車内用に使っています(入手した
販売店)
※さらに
ギボシ用スリーブの野外放置の耐久性チェックをしてみました