前編ではガラス管ヒューズ(AGUタイプ)でより良いホルダーを探しました
しかし個人的にR端子のが欲しいのでヒューズ方式を問わず探してみました
ウエハーヒューズ(ANLタイプ)に理想に近いものがありました
SHARKWIRE SNL-S01(pdfファイルです)
価格も比較的安価です
ネジは8Φに対応とのこと
残念ながら防水処理はされておりません。
申請すればエンジンルーム内で使用できるように
簡易防水材を付き(SWSNL-S01)があるショップもあります
R端子ではないですがイモネジよりはだいぶマシな
μ-DIMENSION
UDP-FHANL1というのもあります
これは
前編で紹介したμ-DIMENSION
UDP-FHAGU1 のウエハーヒューズ(ANLタイプ)版のようです
1/0ゲージにも対応しているためか価格が随分跳ね上がってますね
SWSNL-S01を使うことにしました
R端子やヒューズの取り付けは大体こんな感じ
無駄に高いヒューズを使いますが見た目と妥協で選んだ。このショップ80Aのは今はこれしか売ってないから
ウレタンを貼っていますがショップに掲載されている方法とは違います
簡易防水からもうちょっと防水性能を上げてみようと思います
ホームセンターでエフコテープ2号とグロメットを買ってきました
R端子に普通に絶縁キャップを付けるとグロメットに入らないので、代わりに熱収縮チューブを使う
エフコテープはグロメットを挟んで外側と内側と分割して巻きました
外側はグロメットに開けた穴の微細な隙間を埋めるためとグロメットを動かないようにするため
内側はグロメットを動かないようにするために巻きました
ヒューズホルダーの蓋もちゃんと閉まります
時間や天候が良かったら取り替えようと思いますが、
ガラス管ヒューズタイプとウエハーヒューズタイプの大きさは全然違うため、設置場所がなければ諦めます
※追記取り付けました
そのまま置いてあるだけです。何か収まりの良いところがあったので
バッテリーからヒューズホルダーまでケーブル長は39cm
もうちょっと短く出来たが、突っ張らせるのもどうかと思ったし整備性も考慮
蓋はそのままでも閉まったが振動で外れても困るので安全のためタイラップで2箇所締めました
設置場所が良かったのか何か妙に一体感があって良好
何故バッ直配線を行う際にバッテリー近くにヒューズを入れるのかというと、ケーブル保護のためなのです
ヒューズ入れて音質に影響があったら困るからと、訳の分からないことのためにヒューズを入れないというのは車両火災を引き起こす原因になるため絶対してはいけません
さらにケーブルの太さと長さに応じて流せる最大電流量が決まっておりそれによって最大ヒューズ容量も変わります
ヒューズ容量が小さい分には悪くてもヒューズが切れるだけで問題はありませんが、上限を越えるとヒューズの役割を果たさずに最悪燃えます
ちなみに純正のバッテリーの+線には、板ヒューズかケーブル自体にヒューズ機能が付いたものが用いられており、万が一のときにヒューズやケーブルが溶断するように施されております
そしてヒューズBOXのヒューズや機器に付いているヒューズは機器保護のためのものです。保護対象が違うのです
余談だが
ヒューズではなくサーキットブレーカーを使うやり方もあります
あんまりメジャーではないため欲しいA数のものを探すのは苦労するかもしれません。100A以上ならそれなりにみかけるんだけど
こちらだと、ボタン一つで切断と復旧ができるメリットがありますね
デメリットは価格が高いこと、耐用年数があること、エンジンルームでの使用は微妙なことでしょうか
価格は仕方ない
耐用年数も仕方ない。定期的な機能チェックや交換は必要となる(振動や温度変化が激しいから家庭用ブレーカーよりも耐用年数は落ちる)
エンジンルームで使用する場合はさらに耐用年数が落ちるだろう。5年に1度ぐらいの交換頻度になるかもしれん
一番の問題は防塵タイプというのがあれば別ですが、エンジンルームは砂の浸入がどうしてもある(水は気をつければ対処できるけど)からボタンの隙間や内部に砂が侵入すると機能不全になりかねないことだろう
ここに設置する場合は防塵処理は絶対必要