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朱霧

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ぴっかぴっか

ぴっかぴっか

  • 2014/12/03
  • 刃物・砥石関連

    切り出し小刀を研いでみた

    裏も一応平面出して本刃付けしたので非常に良く切れます
    最終仕上げ用に使った砥石は親が持っていた天然砥石を使ってみたわけだが、これがまた凄く硬くて名倉使っても地を引くこともあるし、十分潤っていてもすぐ刃と砥石がへばりつくのでやりにくいったらありゃしない
    その分練習にはなるんだけどね

    なんでも30年ちょっと前に3万ぐらいで買ったとか言ってたが、どこの山とか層は覚えていなさそうだった。巣板系ではなさそうだった
    包丁か農具しか研がなかったはずなので包丁用に買ったと思うが名倉なしでよく使っていたなぁと思うわ
    それとも保管状態が悪かったから変質して地を引くようになったとか?



    地を引いて傷が付くが仕上がりはもの凄く光沢というか鏡面レベルになる
    大谷山の戸前よりも光沢度というか鏡面度は上
    (大谷山の戸前は地は引かないしコレに比べれば恐ろしく扱いやすい)
    地金でも鏡のように反射するわ

    比較用

    いまだに本刃付けしていない購入時のままの切付包丁
    全然反射した文字が読めないよね


    地金を曇らせつつ鏡面というのでなくてもいいなら、人造砥石の#10000以上で研げばこれ以上にピッカピカにさせることは簡単だと思います

    伊予砥

    伊予砥

  • 2014/12/02
  • 刃物・砥石関連

    中砥の天然はもういらないと言ったな
    あれは嘘だ

    というわけで伊予砥を買ってみました


    179×72×39mm
    重さは1.128kg
    現在養生中。気温が下がってなかなかカシューが乾かないから前よりもだいぶ時間が掛かる

    やや白にオレンジにピンクが入り交じったグラデーションになっているとても綺麗な砥石ですな
    砥石っぽくない今までにないタイプだ
    現在でも採石されている中砥石ですね

    まだ試し研ぎもしてはいないが、感触的には砂岩っぽい感触
    シャプトンの#1000-1500と入れ換えできるといいなぁと期待

    追記
    硬さはやや硬めでザラザラっとした感触だが泥が出てしまえば非常に良い感じに滑らかな研ぎ心地
    仕上がりは中砥どころか中仕上げにラクラク到達し鋼がピカピカ光り出す
    形がそれなりに整っているからゴム砥石台に挟めると思ったが、意外とうまく挟めず木の砥石台が必要だった


    天然砥石もいいかげんにしないと収納BOXに入らなくなりそうだ

    切り出し小刀

    切り出し小刀

  • 2014/11/15
  • 刃物・砥石関連

    研ぎ練習用の小刀があったほうがいいなぁということで買ってみました


    切っ先付近がかなり特徴あるので切り出し小刀をよく見る人には誰のか分かるんじゃないかと

    田斎鍛冶師の切り出し小刀です


    大工道具において非常に有名な鍛冶師です
    正直このぐらいの価格の代物しか手が出せません
    先日の削ろう会にもブースとして出ておられましたね

    最初は5000円以内のを探していたんだけど一目見てあまりにも格好良すぎたので1万近くするこっちにしたのは仕方ないことなのです
    本当は天杢小刀のほうが欲しかったが4本分じゃ無理

    ケースというかシースが欲しいが形状的に無理だよなぁ

    鑿の研ぎ

    鑿の研ぎ

  • 2014/11/14
  • 刃物・砥石関連

    養生終わっていないものもあるが、一通り砥石が揃ったので鑿(ノミ)を研いでみた
    元は切り刃が実用的には問題なかったレベルだがそこそこ丸くなっていたやつを

    しっかり真っ直ぐ平面に仕上がりました
    まあフリーハンドじゃなくて治具使ってですけど
    フリーハンドでここまで平面出せたら相当なもんよ

    SK11の電着ダイヤモンド砥石(#150/#600)の#150で二時間程度ひたすら平面出し
    #600にして軽く傷取り
    シャプトンM5の#1000で刃付け
    青砥で中仕上
    山城銘砥 巣板で上仕上げ
    正本山合砥石で最終仕上げ
    カエリは正本山合砥石で取った
    シャプトン以降は研ぎ面の平面出しをしている

    切り刃の修正にはダイヤモンド砥石が優れていますな
    #150でも二時間近くも掛かるとは思わなかったが(多分ダイヤモンドが結構剥がれちゃってるんだろうな)
    段々平面が広がっていく様子が嬉しい
    ただ#150は荒かったかもしれん。途中から#600にしたほうが鋼へのダメージが少なくなるだろう

    刃付けはシャプトンの#1000がとても優れていますね。#1500よりも刃付けが捗る
    M5の#1000は私のじゃないけどどうせ使っていないから好きに使わせてもらうわ
    (ちなみにシャプトンの黒幕シリーズとM5シリーズとの違いは研磨層の厚み)

    青砥でシャプトン#1000での傷を消す中仕上げ
    地金は曇り、鋼に光沢が出て仕上りが実に素晴らしいがまだ傷が残る
    こういう仕上がりになる人造砥石は少なくとも手持ちのシャプトンとスエヒロ#6000では出来ない

    傷取りの上仕上げとして山城銘砥 巣板を使うが鋼が曇る
    曇るが傷がかなり細くなってくれる

    多少光沢を出す為に正本山合砥石で最終仕上げ
    カエリを取る砥石でもある


    このなかで重要なのはシャプトンでの刃付け
    ここすっ飛ばすといくら綺麗に磨き上げても良くは切れない刃物(今回は鑿)が完成する
    手持ちの備水砥では刃付けは出来ない
    もっと粗めで刃付けに使える天然砥石でないとダメだが、この辺りは人造砥石のほうが安定して高性能だからいらんのよね

    いつぞやの備水砥なんて今時使わないよ風なことを言われたのを思い出した

    大平巣板 内曇り

    大平巣板 内曇り

  • 2014/11/12
  • 刃物・砥石関連

    時系列的には削ろう会よりも前の、青砥と一緒に金物屋 寺山商会で買った大平巣板 内曇り(天井巣板)砥石です
    とある切り出し小刀がありそうだなあと思って買いに行ったついでです
    (結局目当ての切り出し小刀は売り切れていましたが)

    大平山で採れた砥石です(値札が年季入っていた)
    (大平山=「おおひらやま」と読む。調べるまで「たいへいざん」と読んでた。
    そもそも砥面に印されている「大平巣板」というのが「大?巣板」と平が読めなかったぐらいだしな)




    平均値 145×123×30の1.2kg
    非常に高価な一品。恐らくはこれ以上高い砥石は今後買わないだろう

    この後カシュー養生し、研ぎ台も作った
    保管としてはそれらをオマケで貰った釘袋に収めるという過保護っぷりだが、高価だったというのもなくはないがこいつでの仕上がり具合が大変気に入ったからね

    左端に変わった模様がある
    巣なし(だと思う)
    蓮華が全体的に散ってる

    傷があるが全く障らず全面使える
    砥泥の量はまあまあ、すぐに出て使いやすい
    硬さは普通
    色的には卵色。卵色で大平山の内曇りは普通?
    地金はしっかり曇り、鋼はやや光沢の仕上がり
    曇り系仕上げとして文句ないレベル



    最近天然砥石収納できるちょうど良さげなBOX(システムコンテナ130)がホームセンターにあったので、そこに私が持つ殆どの天然砥石が収められている