養生終わっていないものもあるが、一通り砥石が揃ったので鑿(ノミ)を研いでみた
元は切り刃が実用的には問題なかったレベルだがそこそこ丸くなっていたやつを
しっかり真っ直ぐ平面に仕上がりました
まあフリーハンドじゃなくて治具使ってですけど
フリーハンドでここまで平面出せたら相当なもんよSK11の電着ダイヤモンド砥石(#150/#600)の#150で二時間程度ひたすら平面出し
#600にして軽く傷取り
シャプトンM5の#1000で刃付け
青砥で中仕上
山城銘砥 巣板で上仕上げ
正本山合砥石で最終仕上げ
カエリは正本山合砥石で取った
シャプトン以降は研ぎ面の平面出しをしている
切り刃の修正にはダイヤモンド砥石が優れていますな
#150でも二時間近くも掛かるとは思わなかったが(多分ダイヤモンドが結構剥がれちゃってるんだろうな)
段々平面が広がっていく様子が嬉しい
ただ#150は荒かったかもしれん。途中から#600にしたほうが鋼へのダメージが少なくなるだろう
刃付けはシャプトンの#1000がとても優れていますね。#1500よりも刃付けが捗る
M5の#1000は私のじゃないけどどうせ使っていないから好きに使わせてもらうわ
(ちなみにシャプトンの黒幕シリーズとM5シリーズとの違いは研磨層の厚み)
青砥でシャプトン#1000での傷を消す中仕上げ
地金は曇り、鋼に光沢が出て仕上りが実に素晴らしいがまだ傷が残る
こういう仕上がりになる人造砥石は少なくとも手持ちのシャプトンとスエヒロ#6000では出来ない
傷取りの上仕上げとして山城銘砥 巣板を使うが鋼が曇る
曇るが傷がかなり細くなってくれる
多少光沢を出す為に正本山合砥石で最終仕上げ
カエリを取る砥石でもある
このなかで重要なのはシャプトンでの刃付け
ここすっ飛ばすといくら綺麗に磨き上げても良くは切れない刃物(今回は鑿)が完成する
手持ちの備水砥では刃付けは出来ない
もっと粗めで刃付けに使える天然砥石でないとダメだが、この辺りは人造砥石のほうが安定して高性能だからいらんのよね
いつぞやの備水砥なんて今時使わないよ風なことを言われたのを思い出した
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