平出商店で売っているオリジナル商品である
手研ぎ 鑿研ぎ機 小鑿を研ぐときの治具です
18mmまでと記載があるが、手持ちの18mm鑿はそのままでは挟めませんでしたので一工夫必要でした
一工夫というのは
こんな感じ(写真では42mmの鑿)
柄を抜いて中子側から挟めば余裕なわけです
ローラーが2個というのはとても安定しますし、しかもボールベアリング入りでガタがなく滑らかです
写真では保護材を付けていないが、金属バンドと鑿が接触する部分に保護材を使用しないと接触面に傷が入ります
角度調整として蝶ナットによる調整機能があります。調整としては現物合わせなので一度ずらしたら同じ角度に合わせるのは困難です
基本的に鑿1本ずつ荒~最終仕上げまで行わないと駄目です
蝶ナットをしっかり締めれば使用中にズレてくることはありませんが、金属バンド部分はうまいこと挟めていないとズレてくることはあります
それとこの状態で刃先からローラーまで12cmも幅を使っている(方眼は1cm四方)
ストロークとマージンを考えると18cm以上の砥石が欲しいですね
人造砥石なら大丈夫でしょう
この値段で鑿用のまともな治具としては非常に優秀と思います
見た目華奢なのにとても素晴らしい仕事をしてくれる
コテ鑿や曲平刀に手持ちの鑿合わせて15本全て平面出しに使いましたが、思わずにやけるほど見事に全て平面を出せました
(荒砥は電着のダイヤモンド砥石で1本につき1~2時間は掛かった)
手持ちで一番細い3mm(1分)でも使えました
一度ちゃんと平面が出ればそこが自然な治具となるのでフリーハンドでも平面を維持したまま研げますしね
とはいえそんなに腕はないので何回か研いでいくうちにどうせまた丸くなるんだけど、そうなったらこの鑿研ぎ機の世話になればいいのさ
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