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GCB120Bのバイス交換と加工

  • 2020/12/10
  • 工具・工作・DIY

    先日導入したボッシュのバンドソー GCB120B
    クラッチ付きバイスなのは大変よろしいのですが、ちょっと無視できない欠陥というか手抜きというかコストダウンともいえる箇所があるので交換することにしました



    材料によっては下側に潜ってしまうこれはそのままではダメだろう
    実際に潜ることもありましたね・・・

    というわけでこのベースにほぼ無加工で取り付けられそうな可能性のあるバイスを探して取り寄せてみました

    部品 ロータリーバンドソー CB12FA2 品番:325392
    bildyでは217番


    部品 ロータリーバンドソー CB12FA2 品番:325403
    bildyでは207番

    HiKOKI(旧:日立)のバンドソーベースの補修パーツです
    まずはこの二つを取り寄せました
    残念ながらポン付けでOKとはいきません


    目盛り部分を止めている2つのビスの頭が出っ張っているので、写真の通り極低頭ビスに取り換えベースから飛び出さないようにします


    致命的なのはここです
    僅かにネジ穴の間隔が合いません
    バイスのばか穴を拡張させれば良いのかもしれませんが、歪まれても困るので雌ネジ側をなんとかすることにします


    ネジ穴はM10(ピッチ1.5)です
    M10のワッシャーとナットで下から締めればバイスはベースに固定出来ますが、バイスの調整をするときに非常に困難になるのでそういうわけにもいきません


    というわけで似たようなのを作りました
    元はスチール材のようですがM10用の穴あけもタップも大変なので、アルミ材(A5052P系統)にしました
    寸法は75mm×30mm×20mm。アルミ材でもここまで分厚ければ雌ネジ強度も悪くないでしょう
    ネジ穴の間隔は40mmです


    M10ネジは元々ので長さもぴったりで流用可能なのですが、バイスが黒いのでネジも黒くしますかっていうしょうもない拘りで、座金組み込みのM10×40mm 三価ブラックに換えてみました
    お高いネジだけあって六角穴の加工が美しすぎる(なお写真は撮っていない)


    短い方のバイスはポン付けで入りました
    入りましたがそのままでは留め具との隙間があまりにも空いてしまうので嵩上げが必要


    内径16Φで12mm厚のスタンダードセットカラーで嵩上げしています
    隙間の調節が出来るようにセットカラーにしましたがその必要はない感じ
    内径もシャフト径が同じ16Φということでしたが、キツくもなく緩くもないとてもぴったりです


    良いっすね


    まあバンドソー本体がバイスに干渉せずに掴めるのが110mmまでなんですけどね


    それ以上広げるには干渉する短い方のバイスの一部を切断する必要があります
    そこまで大きい材料を切断する予定がないので今のところ切断加工はしませんが


    ちなみに溶接技術と設備があれば元々のバイスに平面精度が出たスチールプレートをスポット溶接すればいいだけなんですよね
    溶接技術も設備もないのでこういう手間が掛かったわけです


    ※追記
    コンターテーブル台を作りました


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