前に紹介だけはしていた試作居合刀 真鍮鎬造刀身 本歌柄
武装商店
2010年9月30日日記本歌柄
重いので目釘は2本
鮫皮に特徴があります
通常の居合刀規格の模造刀では短冊状にカットされた鮫皮を使いますので繋ぎ目はありません
この柄では鮫皮の繋ぎ目が見えます
これは強度を出すために柄木に鮫皮をぐるっと巻いてあるわけですが、このように繋ぎ目が見えるのを腹合せと呼ばれます
繋ぎ目の位置を変えて柄糸で隠れるようにする前垂れもありますが、見た目が短冊と変わらないのと偽装の疑念もあって好まれないようです
腹合せも腹合せで短冊を半分に切って腹合せに偽装した悪質なものもあるそうですが
柄木は一般的な朴ではなく堅い山桜が使われているそうです
柄だけで相当なコストが掛かっているということになります
比較用の一般的な居合刀(模造刀)
元身幅は共にほぼ変わりません
ところが切っ先になるとまるで違います
何せ元身幅から切っ先まで殆ど細くならないのがこの模造刀の趣旨だからです
変態極まる模造刀です
当然ながらバランスは一般的な刀と異なるだけでなく重さも1.4kgもあるので居合いとして使うのは厳しいかと
その後は通常版として試製/真鍮鎬造樋無し重量刀身が発売され、
11/22や
12/18鍔変更の試製・真鍮鎬造樋無し重量刀身/鬼喰出鍔として
4/11が発売されていました
2020年時点では店頭在庫はないという回答ですが、廃盤したとまでは明言されていないので購入できる可能性は残っているかもしれません
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