大平山内曇り砥石を購入した
寺山商会に1年ぶりに行きました
まあ当日は砥石を探しに川越~熊谷~行田とハシゴした中間地点なわけですが
川越には目ぼしいのがなかったが欲しかった五厘のノミが、行田は別の砥石をかなり無理して手に入れました
産地不明
(※追記 鑑定して貰ったらほぼ間違いなく日照山であるとのこと
日照山は柔らかめのが多いがこれはその中でも特に柔らかい部類で実用よりは観賞向きとのこと)
205×75×30mm(30型)
重さは1061g
硬さは柔らかめ。仕上げ砥石としては水を怖いほど良く飲みます
泥は多く粘りがある。乾きやすいことも相まって非常にくっつきやすい
泥の色が赤茶色のような蓮華色が混じったような珍しい色
出来上がりは曇り系、といえば聞こえはいいが・・・
仕上げ砥石としての実力と見た目維持の観点から実用することはないだろう
においが強い
角落ちのない形の整った無傷もので砥面は完全無傷の上物(ワンポイント的な巣があるが)
気持ち程度ながら僅かな巣持ちだが巣なしといってもいいぐらいじゃないかと
白地と蓮華の密集具合がまるで霜降り肉みたいな表情をしており観賞・標本的には至高です
売られていたときには側面と一部底面に不透明防水塗料が塗られていて台無しにも程があった
(社長さんもそういうの嫌いだと言っていましたね)
そんな理由もあってか知らないがこれも結構年期が入った値札だった
塗料を一欠片も残さず綺麗に落としたら短辺・長辺それぞれ1mm近く削り、重さが50g程度軽くなってしまったが、ここまで綺麗な側面が出てくるとは思わなかった
少し前から天然砥石売ってるお店をあちこち訪れてみたが、
「赤い蓮華砥石のは小さい木っ端物でも全く入荷しなくなった。今あるのは昔仕入れたやつだけ。
青い蓮華砥石なら入荷あるんだけど」
と概ね似たようなことをそれぞれのお店から言われました
京都でも同じような枯渇状態なのだろうか?