研ぎを行う場合は基本的に
ゴムの砥石台 に挟んで砥石を安定させて行うことが殆どです(ゴム砥石よりも大きいものは別)
しかしいくら幅の調整が可能なゴム砥石台とはいえ形状が歪すぎれば挟めず安定しない
ゴム砥石台にちゃんと挟めるように木の砥石台を作る必要があります
加工が容易で耐久性のある杉の赤身を使って台を作っています
耐久性があるとはいえ木製なので全面に薄めた水性ウレタンニスを5度塗りぐらいは行う
その間に研磨はしないので表面はザラザラのまま。研磨するとツルツルになって滑るからね
ノミを使って砥石に概ね嵌まるように掘る
隙間(砥石の底面の凸凹も含む)はシーリング材を使って埋めるがラップで砥石に直接張り付かないようにする。型を作る感じ
この状態でもいいんだけど、台が分離するのはあちこち移動することが多い私のやり方では具合が悪い
ここからさらに
砥石の底面と側面半分にマスキングテープを貼り、側面のみシーリング材で貼り付けた
側面のみなので台が駄目になっても、砥石が薄くなっても簡単に台から剥がすことが可能
砥石は砥面以外カシューでしっかり養生防水しているので水が底面や側面から砥石に染みこむことはない
こんな面倒なことをするようになったのは訳があって、
前は砥石に直にシーリング材を塗っていたんだが、台を取り替えようと剥がそうとしたらカシューごと石の一部が剥離してしまったことがあった
それ以来、間にマスキングテープを挟み保険を掛けているわけです
ちなみに下のランバーコア合板と砥石台の中央部分に僅かに隙間があるが、これは反っているわけではなく砥石台を安定させる為に少し削ったんよ