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朱霧

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丸尾山 敷戸前

丸尾山 敷戸前

  • 2015/02/02
  • 刃物・砥石関連

    月末の砥取家砥石ネット通販争奪戦
    1月はなんと初勝利
    私がHPへ行ったときには更新されたばかりだったようで殆ど残っていたが、気に入ったのがコレだった
    丸尾山 敷戸前


    203×106×20mm
    919g

    原石カテゴリーとなっていますが、個人的にこの形はとても好きです
    幅が100mmあると何故か幸せな気分になります
    しかも底面はボコボコしているものの平面箇所が多く安定感がありゴム砥石台に余裕で挟めるので具合もよろしい

    硬さは普通~やや柔らかめ
    砥泥は直ぐに出てやや多めで名倉不要
    地は引かず
    出来上がりは曇り系。鋼はピカピカしない
    広さもあって使用頻度がとても高い


    養生はやるけど、カシューはいちいち面倒だから砥石一個の為にやるのもなぁと思って現在保留中
    巣板じゃないし部屋で保管中なので急ぐこともあるまいて
    そういえばここひと月330mateさんの動きがない。雪で採石出来ないんだろうか?

    杉の砥石台

    杉の砥石台

  • 2015/02/01
  • 刃物・砥石関連

    研ぎを行う場合は基本的にゴムの砥石台

    に挟んで砥石を安定させて行うことが殆どです(ゴム砥石よりも大きいものは別)
    しかしいくら幅の調整が可能なゴム砥石台とはいえ形状が歪すぎれば挟めず安定しない
    ゴム砥石台にちゃんと挟めるように木の砥石台を作る必要があります


    加工が容易で耐久性のある杉の赤身を使って台を作っています
    耐久性があるとはいえ木製なので全面に薄めた水性ウレタンニスを5度塗りぐらいは行う
    その間に研磨はしないので表面はザラザラのまま。研磨するとツルツルになって滑るからね

    ノミを使って砥石に概ね嵌まるように掘る
    隙間(砥石の底面の凸凹も含む)はシーリング材を使って埋めるがラップで砥石に直接張り付かないようにする。型を作る感じ
    この状態でもいいんだけど、台が分離するのはあちこち移動することが多い私のやり方では具合が悪い


    ここからさらに
    砥石の底面と側面半分にマスキングテープを貼り、側面のみシーリング材で貼り付けた
    側面のみなので台が駄目になっても、砥石が薄くなっても簡単に台から剥がすことが可能
    砥石は砥面以外カシューでしっかり養生防水しているので水が底面や側面から砥石に染みこむことはない

    こんな面倒なことをするようになったのは訳があって、
    前は砥石に直にシーリング材を塗っていたんだが、台を取り替えようと剥がそうとしたらカシューごと石の一部が剥離してしまったことがあった
    それ以来、間にマスキングテープを挟み保険を掛けているわけです

    ちなみに下のランバーコア合板と砥石台の中央部分に僅かに隙間があるが、これは反っているわけではなく砥石台を安定させる為に少し削ったんよ

    No Image

    積もるなー

  • 2015/01/30
  • 雑記

    最近短時間にちょこちょこと関東平野にも雪が降るようになってきました
    今日は積もるそうです
    ホント勘弁して欲しいです

    超仕上げ鉋

    超仕上げ鉋

  • 2015/01/25
  • 刃物・砥石関連

    スウェーデン鋼を炭焼入れをした健介炭焼小鉋の54mmというのを店主仕込み直ぐ使いにて頼みました

    鉋の出来は良いし仕込みはプロにお任せ。あとは使い手の腕次第なわけだが趣味でやってる私レベルでも鉋屑が超薄い
    それはそれで良いが、それよりも杉なのにヒノキを削ったレベルの艶と手触りで驚愕
    杉って今までどうやってもヒノキほど綺麗に仕上がらずこんなものかと思ってたからカルチャーショック

    小鉋なのに手持ちじゃ一番の仕上げ鉋
    越翁やらこの前の寸八鉋からすれば、このぐらいのサイズの鉋だと非常に軽く感じるのでとてもラクですな
    ってか他と比べて相当軽すぎたので重さを量ってみた

    河よし55mm:809g
    スウェーデン鋼(飛鳥)寸八:1031g
    越翁寸八:1260g
    健介54mm:752g

    さすが油台の越翁だ。この重さは結構くるんだよね
    つか何度か落としてるしな。飛鳥が安定して使えるようになったら手放してもいいかもな


    ちなみにあえてこの小鉋にしたのはスウェーデン鋼を使っては炭焼入れしていて50mm台だったから
    この鋼は艶が良く出て引きが軽いと評判
    少し前に買った鏝鑿が初スウェーデン鋼採用刃物だったんだけど確かにそんな感じだった
    でもこの前の寸八の鉋(飛鳥)はそうでもなかったな

    鉋を仕立ててみたのよさ

    鉋を仕立ててみたのよさ

  • 2015/01/23
  • 刃物・砥石関連

    寸八の鉋の中古が安価であったので買ってみました
    錆びは殆ど無く台の状態も悪くはなかったしね

    スウェーデン鋼を使用した鉋、飛鳥と打たれている
    闘龍斎蒼龍 作と銘が打たれてはいるが闘龍斎の部分に打ち消し線が刻まれているので二級品扱いだろうか?それとも闘龍斎を誤って打ってしまったからとか?
    裏金は孝次と銘が打たれている
    あえてスウェーデン鋼のを探していた

    そのままでは使えず
    刃口がちょっと広く刃口埋めの必要あり
    鉋刃に裏金を載せて軽く抑えてもガタガタしており刃先も密着出来ていない
    鉋刃の耳が殆ど落とせてなく裏刃に対してかなり広すぎる
    台の下端は台直しが必要。台尻側が他よりも削られすぎて埋める必要があった
    表馴染みが緩くちょっと大きな隙間がある
    押さえ溝の幅が左右で異なる
    と結構な数の手直しが必要でした
    しかし手直しにおいて初心者である自分には丁度良い塩梅の練習になってくれるレベルで意外と有り難い

    ただし
    鉋刃の裏の一部がグラインダーで誤って削ってしまったらしき痕がある
    (使用頻度的に影響が出るのが一生なさそうな位置)
    押さえ棒の穴の位置が微妙に左右で1mmはズレている
    この2点はお手上げ


    刃口埋めと台尻埋めに紫檀の端材があったのでそれを使った

    黒檀か樫がセオリーらしいが紫檀しかなかったんだ
    見た目のアクセントには綺麗だが黒檀も紫檀も刃口埋めには適さないと思う
    ここが黒いと刃の出具合の視認性が凄まじく悪くなる


    これでもまだちょっと耳を落とし切れていないし、刃も研ぎ直したがそんなに綺麗に研げてはいないが、この状態でも実用上はほぼ困らない程度には仕上がったと思う
    下手なりにでも手間掛けた分、ちゃんと鉋屑が出てきたときは嬉しいもんだなぁ


    表馴染みの緩みには薄紙から厚紙を挟むというのが一昔の方法らしい
    今はエポキシ樹脂系のコニシのボンド クイック5が調子よいらしい
    表馴染みを粗めの紙ヤスリで軽く擦ってエポキシの乗りを良くするようにし、表馴染み付近をマスキングテープで養生
    鉋刃に椿油をたっぷり塗る(これを忘れると鉋刃が抜けなくなる)
    エポキシ樹脂を表馴染みに塗って刃が台から出る数mmまでで止めておき、10~20分は放置
    鉋刃を抜き樹脂を完全乾燥させて終了

    なるほどエポキシ樹脂で型を作るような感じか
    これなら複雑な隙間に対して有効というわけだな