前回のGeForce RTX 3080 AORUS MASTERの廃熱が間に合ってない問題
80℃はいってないしーと思っていましたが、電源からの廃熱がちょっとヤバくね?となったので結局PCケース(Owltech OWL-602DIV)に穴を開けてファンを増設することにしました
全て120mmファン用に開口
天面に2個
サイドに2個
開け方は簡単でしてね
電動ドリルに取り付けるタイプの
ニブラーを使って付属のサークル治具を用いて円にくり抜くだけ
切り子が凶器レベルの鋭さを持った三日月型の破片であり、作業中辺り一面に散らばるのでかなり気をつけないといけません
騒音も結構なものでまるでランマー転圧機で叩いてるようなバタバタバタ音が響き渡ります
ちなみに高トルクドリルドライバーとメタルホールソーを使うと高速で高精度で綺麗に切り抜けるでしょうね。120mmファン用にはΦ100~105ぐらいがよさそうだがその辺はご自分でお調べください
当初手持ちの
ハンドニブラーを使おうと思い前のPCケース(Owltech OWL-602DIII)でテストしましたが、一箇所開けるだけで時間が掛かりまくる上に手が凄く痛くなるし形は歪だしと辟易したので、電動ユニットを導入しました
中華クオリティだったので作業の途中でサークル治具の軸部品に亀裂が入って折れそうになっていましたがね
開口後は切り口が錆びないよう適当にタッチアップペイントしてあります
黒しか持ってなかったしめっちゃはみ出してますがファンフィルターで見えなくなるので気にしない
ファンフィルターはSilverStoneのマグネット メッシュ ファン フィルター 120mm 用 ブラック
SST-FF123Bを天面に取り付けていますが、その後ガード機能も付いたSilverStone PCファンフィルター
SST-FF121Bに取り換えております
5インチベイを3つ使うことで120mmファンを増設できるというブラケット、長尾製作所
N-FR5CL03が売られていたのでそれも導入しました
付属のフィルターは外して上記のSilverStoneのマグネット式のに交換しましたし、ファンもNoctuaに交換しましたがね
サイドパネルのファンが90mmが2個と120mmが2個となりました
FEではないRTX3080は内排気なので、丁度RTX3080AORUS MASTERのヒートシンクの直前にある下側の90mmファンのみを排気にしてみました
高負荷時には結構な熱風が出てきたので他3個の吸気ファンに影響が出ないよう遮風板かダクトが必要かも知れません
マザーボード部はサイドの吸気が90mmが1個と120mmが2個。5インチベイ吸気が120mmの1個
ケース後部の排気が120mmが1個、電源の120mmが1個、サイドの排気が90mmで1個、天面の120mmが2個
HDD/SDD部のファンは吸気90mmの薄めのが3つあるがマザーボード部には一切寄与しないので除く
吸排気バランスは排気有利の負圧タイプか。天面は片方吸気して試すのも悪くないかも
120mmファンは全てNoctua
NF-A12x25 PWMに統一してあります
ショップだと4000円近くする非常に高価なファンですが、120mmのはとても出来が良い感じがします(90mmや140mmのは一段落ちる気がします)
Noctuaのは防振や軸安定性能もかなり優秀だから高価ながらも気に入っている。色も好きですが世間ではそうでもないそうで
高負荷時のRTX3080の温度が68℃程度(ファン回転数Autoモード)に収まるようになりました
それでも電圧76%でその値なのでもっと頑張りましょう程度になりますが、元から比べれば上々よね
電源からの熱風もそれなりに収まった気がしますしね
RTX3080の廃熱のせいでCPUの温度が68℃とかいっちゃってる(ファン増設前に72℃ぐらいいってた)のでこれはもうNoctua NH-C14Sの性能限界かなと思わないでもないです
今回のサイド吸気の増設と5インチベイ吸気のおかげで現在主流のサイドフロー型のCPUクーラーの導入も視野に入るようにはなりました。
NH-D15は高さ的に90mmと120mmファンを薄型に変えないと干渉して入らないが
AORUS MASTERで冷却は十分に出来ているけれどもRTX3080はやっぱり爆熱よな