ハイリスクノンリターン

管理者用

Write | Comment |

カレンダー

04 2024/05 06
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

ブログ内検索

プロフィール

ブログ管理者:

朱霧

趣味:

自作パソコン
 カメラやレンズ収集
 テレカ収集
 水晶収集
 模擬刀・刃物収集
 工具収集
 軽度の車の改造
 砥石収集
 刃物研ぎ
 中度の自転車改造整備

自己紹介:

不良品引当率が高い
 凝り性、没頭しやすい
 収集することを好む
 隙あらば、ネタに走る
 後悔多く精神が脆い
 前言撤回・有言不実行
 ガチャ運は底辺につき

メールフォーム

過去ログ

全過去ログ


若狭砥石 田村山 浅葱

若狭砥石 田村山 浅葱

  • 2015/09/04
  • 刃物・砥石関連

    先月2日に(何かもう1ヶ月経ってるんだが)東京都東村山市でのイベント、手しごとフェスタで手に入れた若狭砥石 田村山の天然砥石です



    183×92×26mm
    重さは1031g
    ちなみに砥面は平面しっかり出てました。地味ですがこれ結構珍しいです

    硬さは硬い
    地を引く部分が中央付近に出てきてしまったので避ける必要あり
    降りは良くて黒々としたツブツブが散る
    出来上がりは強光沢系


    こちらのブログ主さんが採石・加工されており、年に一度行われるこのイベントで唯一関東に来てくれるので行ってきたわけです
    (7/29の記事に販売する砥石一覧写真にこの砥石も載ってますね)
    朝は用事で空けられなかったので午後に現地到着でしたが往復2時間程度の近場なので夕方からの花火大会にも間に合って助かりましたわ
    たくさん砥石が陳列されていたので断りを入れて試し研ぎをさんざんさせてもらい、いくつか迷ってこちらの砥石を購入しました

    ちなみに市場にはなかなかお目にかかれない八枚層の砥石が数枚あって驚きました
    来年も時間的余裕があれば行きたいですな




    粉末ハイスの鉋 酒壷たち

    粉末ハイスの鉋 酒壷たち

  • 2015/09/01
  • 刃物・砥石関連

    粉末ハイスの鉋である酒壷を2種類買ってみました


    どちらも常三郎の裏出し不要の粉末ハイス鉋
    今はもう粉末ハイス鉋を作ってる人は常三郎しかいないかもね

    デカい方は寸八で特別仕様(影仕様)のもの。見た目は酒壷よりも好みだったのでこっちを選択
    通常の酒壷は普通口のようですがこちらだと包み口(半包み口?)になっています
    小さい方は30mmの細工用豆鉋。いろいろな手直しが必要で使えるまで相当時間が掛かりました
    こちらの下端は台頭・刃口・台尻の3点付きにしてあります。2点に比べると正直調整が面倒だわ


    杉の白太を柾目と板目で削ってみました
    どちらも綺麗に削れます
    桧や杉の赤身とは異なり杉の白太はとても難しい。特に板目
    ここまで綺麗に削れると削り肌が気持ち悪いぐらいにツルッと滑らかに、そして光ります

    もちろん研ぎ立ての刃なら粉末ハイスに限らず可能です
    スウェーデン鋼しか他にないが耐久性が粉末ハイスのほうが良好で肌の仕上がりの違いが分からない印象
    こちとらDIY視点なのでね
    使い勝手が良いんでメインで使うようになってます

    これにより越翁とはお別れしました。河よしのはありますがね


    ※追記
    研ぎだが、その前にグラインダーで中スキして凹ませた方が良さそうです
    両頭グラインダーが便利そうだが、無いのでディスクグラインダー&スタンドにて行っている
    砥石だが中砥からずっとシャプトンを使った方が良さげ
    最終仕上げにはシャプトン#12000にWA #10000粉末を用いて二段研ぎで行えば非常に良い感じで杉がヌルッと仕上がることがあります
    天然砥石+WAで二段研ぎであっても、手持ちの天然砥石ではシャプトン#12000にWA #10000粉末ほどの仕上がりにはならなかった
    粉末ハイスと天然砥石は相性良くないのか?

    ※追記2
    某所で勧められているナニワ スーパー砥石#10000にWA #10000粉末を用いた二段研ぎを試してみました
    残念ながら個人的には硬めで水掛けるだけですぐ使えるシャプトンのほうが好みでした
    中スキはドリルドライバーに六角軸軸付砥石(ステンレス用)を付けてやった方が綺麗で失敗も殆どないのでこっちに切り替えました

    ※追記3
    酒壷について削ろう会では1000尺を越える長切れ記録を98年5月に出しております(会報にて掲載確認)
    具体的には米ヒバ柾目を5~12μmの薄さで1082尺
    ただし報告には酒壷ではなく神壷と誤植されています
    ちなみに97年8月には1020尺という記録を碓氷さんの「健明」が出しております

    ※追記4
    相岩谷の千枚を手に入れました
    この砥石は手持ち砥石で一番固いのですが粉末ハイスとの相性が抜群で、表も裏も最後にコレで研ぐと完璧にカエリが取れるのか良い感じに刃先が仕上がります
    毎度毎度安定して杉の白太の削り肌がヌルッと仕上がるようになりました

    八ノ尾のカラス 

    八ノ尾のカラス 

  • 2015/08/30
  • 刃物・砥石関連

    珍しいのが出ていたので買いました



    160×105×20mm
    重さは688g

    硬さは普通
    砥泥は直ぐに出て量はやや多め
    粒子は細かい印象
    出来上がりは地金やや曇り鋼中光沢

    色はちょっと違うけど模様が似てるんだよね

    研ぎ具合は少々異なるが(左の上位互換みたいな印象なんだよね八ノ尾のカラスは)
    やっぱりこういう模様はカラスなんだね
    少し前に八枚層の砥石がいくつか売られているのを見たけどこういう模様しかなかったなあ

    八ノ尾 カラスでググると芸術品かと思うぐらい見事なカラス模様の素晴らしい宝石のような代物が数点ありますね

    No Image

    ダイヤはつよし

  • 2015/07/29
  • 刃物・砥石関連

    砥石の面直しとして電着ダイヤモンド砥石のアトマエコノミーの荒・中・極細の3種類を使い分けている
    (SK11の150/600もあるがちょっと幅が狭く薄く持ちにくいこともあって使用頻度は少ない)

    凹みが強い場合は荒で9割平面に戻し、中で平面に、極細で表面を均すという感じ
    天然砥石だと極端な凹みにはならないので中からスタート。新品だと強烈に凸になっていることがあるので荒を使うけどね

    さてこの電着ダイヤモンド砥石だが、どうも刃先に当ててしまうと中砥や仕上砥を使っているときに刃先がポロッと落ちて波状になってしまうことがある
    22倍ルーペを見るとよくわかる

    普通の人造の荒砥だとそういう状態になることが全くない
    刃先に与えるダメージが大きすぎるからだと思うが、今は電着ダイヤモンド砥石で刃先を研ぐことはなくなった

    人造の荒砥は前はシャプトンのを使っていたが、思うところがあり今では荒武者というのを使っている

    本格的な鉈を買ってみた

    本格的な鉈を買ってみた

  • 2015/07/16
  • 刃物・砥石関連

    鉈はシルキーNATAを使っていますが、剪定をすれば鉈の出番は多いのでここいらで本格的な代物が欲しくなってきました


    この刃の形状でぴーんと来た人は鉈に詳しいひとだろう


    富山県下新川郡朝日町の泊鉈鍛冶師 大久保さんの泊鉈(とまりなた)です
    有名な鉈の1つです
    14000円
    トンビ鉈や越中鉈も似た形状ですね


    裏がねえ、これがまたいいんだよ~
    届いてこれ見た瞬間14000円は安いなと思ったもん


    柄はカシューで防水と補強済み。6、7回ぐらいは拭き塗りで重ね塗りしたが、仕上がりはムラは無いがザラザラ気味でうまく出来なかった
    その上にウレタンスポンジで指にフィットするように凸を作って、テニス用グリップテープを巻いてある
    握り具合・滑りにくさが非常によろしい


    鞘も一緒に注文した
    今はPPバンドで編まれた物しかないそうだ
    5000円


    抜け落ち防止がある鞘のほうが都合が良いので新たに作りました
    カシューは9、10回塗りだが、こちらは途中から筆塗り仕上げに切り替えた

    筆はホムセンのやつからチョイ塗りくんに替えました
    (毛が抜けず腰が強いという使い勝手を重視して取り替えたが期待通り、さらに仕上がりのツルツル具合も全然違って驚きました)


    100均の合革コードで適当に編んでみた
    今後は輪っかに金具でも付けてベルトに取り付けられるようにします


    これが鉈抜け落ち防止の木釘
    白虎 切付柳刃包丁の鞘からアイディアをパクった
    穴開ける場所を3mmミスってこんなギリギリの場所になってしまったが


    こうなるので鉈を逆さにしようが抜けませんし、鞘内でガタガタもしません
    木釘を抜けばスムーズに鉈の抜き差しが出来ます

    重さ(鞘含めず)
    NATA:636g(210mmの片刃(ただしそれなりに研ぎ減らしてはいる))
    泊鉈:623g(グリップ改造後)
    とまあNATAのほうがまだ重いというね



    さてこの鉈を研いでみて使ってみましたが、なるほどスカッと切れますなぁ
    この切れ味を知るとNATAを使う気が無くなりますが、NATAは刃をボロボロにするような場所で使うので出番はある
    越中鉈ならまだあるようですが、この地方の泊鉈の鍛冶師はたくさんいたそうですが現在では大久保さんただ一人で引退されたらもう二度と手に入りません

    ちなみに注文方法は直接行けるならそれで、無理なら大久保中秋さんへ電話(午前中までが望ましいらしい?)したのち現金書留でお支払いです
    電話番号は大久保中秋で検索すれば出てきます

    ※2021年8月から注文の受付は休止しているとのことです