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朱霧

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頑丈な台直し器

頑丈な台直し器

  • 2015/07/08
  • 刃物・砥石関連

    去年に鉋と砥石用の台直し器を買いましたが、ちょっと気になるところがあったので頑丈なのを作ってみました

    蓋付き。設計寸法は420×120×46mm
    蓋は5mmのアガチス。本当は桧が良かったんだけど丁度良い寸法のがなかったので
    ベニヤは桧の構造用合板12mm、厚み調整用の桧の薄板5mm


    枠にガラスを嵌めているだけ
    両面テープや接着剤は今のところ使っていない。使わずとも逆さにして振っても落ちないぐらいには嵌まってるのでそのまま

    ガラスはオーダーメイドでフロートガラス 400×100×15mm
    15mm厚だからどっしりしてます。過剰な厚みだけど、シビれるねえこの厚み

    桧の構造用合板は特類でF4☆
    寸法はサブロク(1820×910mm)しか売っていない。少なくとも岩槻と三郷のスーパービバホームにある
    表面が大変綺麗で、香りも無垢材ほどではないがそれなりに良いです
    裏面は節の部分が抜けてて凹っている箇所が多い


    ベニヤは裏面同士を重ねて接着しているので24mm
    水性ニス塗ろうかどうしようか考えていたが濡れる状況にはならないのでこのままでいいかなって


    ちなみに

    これは今まで使っていた市販の台直し器
    これ強化ガラスだったのかな?強化ガラスは製造上どうしても平面度はフロートガラスよりも劣ってしまいます
    そこに薄さも相まってなお悪化
    そしてそしてガラスと黒の鉄の台座との間にクッション接着テープを貼っているので強く押すと極僅かに凹む
    といういくつもの欠点たちを最近見つけてしまって今回の台直し器を作ったわけです
    もっとも、上記の欠点たちは作業時の手振れほどの影響は無いとは思いますが気分的にね

    刃口狭めました

    刃口狭めました

  • 2015/07/02
  • 刃物・砥石関連

    台打ちして貰った飛鳥の鉋台が、やけに捻れていたのでしっかり台直ししたら刃口が2mmに届きそうなぐらい広がってしまったので埋めることにしました

    樫の薄板が手に入らず
    刃の出が見えにくくなって気乗りしないが、黒檀の薄板ならシマホに売られているのでそれを使いました

    出てるか出てないか微妙な感じだが

    裏から光を当てると多少誇張されるがこんな感じでギリギリ空いてるな的
    しかしやはり刃の出具合が分かりにくくなってしまった
    刃口を狭めると引きが少し軽くなるね


    とは違って出来が段違いですよ
    黒檀と台との間はぴっちり隙間なし真っ直ぐ!
    そりゃあスライド丸ノコで刃口を切り取れば真っ直ぐ正確になるわけで

    洋玉鋼 波乃華

    洋玉鋼 波乃華

  • 2015/06/19
  • 刃物・砥石関連

    実は結構前だが、スウェーデン鋼として有名な鋼メーカーの1つ、アッサブ社のK-120を好んで使用していた小片秀司さんという鉋鍛冶師の鉋が欲しかったので買いました
    碓氷健吾さんも使っていた(雪の華)そうですが、今では見当たらないしあっても超高騰化ということで手が出ませんね
    小片さんも引退していますが波乃華は最後まで作っていたみたいでまだ流通在庫はある模様(安いところから段々消えていってるけど)

    波乃華には白紙1号とアッサブK-120の2種類がラインナップされています
    どちらの鋼も小片さんは得意だったそうです
    白紙1号は焼き入れが大変難しく慣れていないと使いこなせないことで有名な鋼材であり、現在でも造られている日立安来の鋼
    アッサブ社K-120は炭素系の鋼で製造は恐らくは終わっている鋼です

    ちなみに小片さんは波乃華に使用したK-120(炭素量1.25%)を洋玉鋼と呼称しています
    碓氷さんにも洋玉鋼と呼称した鉋があります。序乃舞です
    こちらはウッデホルム社のK990(炭素量1.04%)だそうで、作り手によって洋玉鋼と呼称される鋼は異なるということのようです

    使い比べたわけでも比べて手に取る機会も無かったが、珍しい鋼を使っているほうを選びました

    桐箱入りの鉋は初めてですわ
    噂じゃこの手の桐箱って鍛冶師ではなく問屋が用意していると聞いたことがあるんだが本当かね。どうでもいいけど


    寸八です
    一応箱出しで直ぐ使い仕様となっているのだが
    どうやら仕込みからかなり時間が経って乾燥がしっかり進んだ物だったようで軽く調整は必要でした
    裏金が台に食い込むように締まっていてなかなか外れなかったからなぁ



    波乃華ではなく波の華と銘が切られてますね


    鍛接線が荒々しく乱れているのは結構好きです


    耳を落とし刃も研いだ状態
    ゴマが散ちまくった地金ですなぁ。相当昔の鉄を使ってるようですね
    研ぐとよく分かるようになるが縞模様も見える
    少し耳を落としすぎたかもしれないがこれでも前とは比較にならないほど気を使い水ぶっかけながら火花散らさず大事に落としたんです



    凄く手間の掛かった裏金
    こっちは波乃華なんですね


    裏金を研いでびっくり。表側研いでも意味ないらしいけど
    この荒々しい鍛接線はとても素敵です!



    半包み口らしい
    右側に比べると左側の耳がやや削りすぎだがこのぐらいなら問題ないでしょう


    宝の持ち腐れだが
    この鉋で桧を削ると吸い付くように、そして軽く切れていく
    飛鳥使った後だとあまりの滑らかで笑っちまうぐらい
    確かに値段とか見た目から手間の掛かり具合が全然違うが、同じように研いだあとなのに切れ味がこんなに違うものなのかとビビる

    正本山 山城銘砥 戸前

    正本山 山城銘砥 戸前

  • 2015/05/19
  • 刃物・砥石関連

    いつものところにふと立ち寄ったら最強品位級の木っ端という文句で在庫有りだったので買ってみました



    150×109×23mm
    重さは797g

    硬さはやや硬めながらも凄く研ぎやすい
    砥泥は直ぐに出るが量はほどほど。名倉不要
    多少傷があるものの当たらず、地も引かず
    出来上がりはやや光沢気味
    地金の模様が浮き上がってくる


    ここでは赤色で環状の表情をしている戸前で硬めの砥石を最上級として扱っているようです(大抵”神”と冠されています)大きさの割に高価になりますが意外と争奪戦っぽい?
    これはちょっと神扱いはされてはいないようですが非常に良質な砥石のようです

    この手の模様をした砥石自体は強く好みなので、赤環状模様がもっと色濃くはっきり全体的に出ているようなのを1つほしいものです

    No Image

    それぐらいはするよなあ

  • 2015/04/02
  • 刃物・砥石関連

    半年近く前から、なんでも鑑定団を自動更新録画だけど録画し始めたのですが
    先日は天然砥石が出てきた

    30年前に30万円で買ったという正本山合砥の卵色の砥石(京都梅が畑産)
    長さ270mm、厚み60mm、幅は述べられていなかったが見た目100mmはあるように見受けられた。かなりの大物仕上砥石
    鑑定額は100万円

    砥面に実用上は問題が無い程度ではあるが多少傷があった為安くなったという
    値段からしてマルカではないようだ
    30年前でもあの大きさと見た目で30万円というのはかなりの破格だったんじゃないかと思います